中心溝の臨床利用 言語聴覚士さん必見
中心溝の利用の仕方②
さて、上方の中心溝の利用の仕方はわかっていただけたと思います。
次は中心溝を下方にたどっていきましょう!
これはとっても簡単です。
モニタ上に中心溝を特定し、指で押さえます。
指は動かさず、画像を送っていくと・・・
とこのように中心溝をたどっていくことができます。
中心溝の最後は、島回までです。
中心前回の中心部は、脳室が現れたあたりになります。
つまり、脳室が出現したら、そこから下は顔や口の領域になるので、ST(言語聴覚士)さんがふかーくかかわる領域になります。
ちなみに中心前回の中~下部は、発語失行、口腔顔面失行、純粋誤唖というわれる病態が現れる領域といわれています。
ということで、中心溝を同定することができると画像より、
発語失行の起こりうる中心前回の中~下部の障害の程度を覗くことができるんです。