脳画像の利用の仕方 FOR PT,OT,ST

PT,OT、ST向けの脳画像の読み方をMRIを中心になるべく簡単に解説してみる

中心溝の臨床利用 言語聴覚士さん必見

中心溝の利用の仕方②

さて、上方の中心溝の利用の仕方はわかっていただけたと思います。

次は中心溝を下方にたどっていきましょう!

これはとっても簡単です。

モニタ上に中心溝を特定し、指で押さえます。

指は動かさず、画像を送っていくと・・・

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とこのように中心溝をたどっていくことができます。

中心溝の最後は、島回までです。

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中心前回の中心部は、脳室が現れたあたりになります。

つまり、脳室が出現したら、そこから下は顔や口の領域になるので、ST(言語聴覚士)さんがふかーくかかわる領域になります。

 

ちなみに中心前回の中~下部は、発語失行、口腔顔面失行、純粋誤唖というわれる病態が現れる領域といわれています。

 

ということで、中心溝を同定することができると画像より、

発語失行の起こりうる中心前回の中~下部の障害の程度を覗くことができるんです。